ギックリ腰を繰り返していたのに、身体のケアを放置していた為腰痛が悪化した方のケースです。放置していた結果、今までにない強い痛みが出てしまいました。

１ヶ月前に物を持ち上げたら、腰に激痛が走りギックリ腰になってしまいました。最初は歩くこともできなかったが、2日で動けるようになり仕事にも復帰しました。10年前に初めてギックリ腰をやってから癖づいてしまい最近は１年に１回のペースでギックリ腰になっています。今までは３～４日経つと痛みが治まっていましたが、今回はなかなか痛みが治まらないまま２週間経ってしまいました。

心配になり整形外科に行きレントゲンを撮りましたが、特に異常はありませんでした。時間が経過しても治らないので、整体やマッサージなども行きましたが、まだ痛みが残っているので、妻も通っているカイロプラクティックに、行ってみることにしました。（45歳男性）

 

初診時の症状

• 左の腰痛（ギックリ腰発症時よりは良いが、痛みが残っている）
• 左太もも裏に違和感
• 長時間座っていると腰痛が悪化
• 左のお腹の奥も違和感

 

施術後の経過

• 初回の施術：痛みの４割減少。
• ２回目の施術：痛みから違和感へ
• ５回目の施術：違和感の解消
• その後：月１回くらいのメンテナンスへ移行　
• （５回目までは週１回ペースの施術）
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仕事が忙しくなると、違和感が出ることはまだありますが、その後も痛みは出ずに過ごしていらっしゃいます。

 

カイロプラクターのコメント

今回の施術のポイントは骨盤周辺から股関節の可動性を出すことでした。

腰痛になる方は皆さんそうですが、腰以外に悪化要因が隠れています。今回のケースでは骨盤の後傾、股関節の可動域の低下が腰への悪化要因と考えられました。

今回の施術は下記をメインに行いました。

• 腰の筋肉の緊張緩和
• 臀部・大腿・股関節・腹部の筋緊張緩和
• 腰椎椎間関節、仙腸関節の可動制限の緩和

一番の肝は、股関節から腹部の筋緊張を緩和することにより、骨盤、腰を伸展しやすくすることでした。

ギックリ腰の強い痛みは患部の炎症によって起こります。炎症は時間の経過とともに消失するので、強い痛みは自然に治まります。この炎症は、身体の状態の悪さや、仕事や姿勢などの日常生活での、腰への負荷に耐えきれなくなった結果起こります。

今回のケースのように、炎症が治まり痛みがなくなっても、身体の状態を改善することなく過ごしていると、繰り返しギックリ腰になってしまう恐れがあります。

悪い状態を長く放置すると筋肉がガチガチに固まってしまいます。そうなると施術効果が簡単には出にくくなります。今回のまさにその状態でなかなか大変でした…

そのため、仕事が忙しくなったり体に無理をかけると、腰の違和感はまだ出てしまうことがあります。痛みがでたら我慢せずに早めに施術を受けていただくことをお勧めします。